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1秒でも多く顧客に向き合う時間を。アナログ作業を吹っ飛ばす。

こんにちは!ネクストビート広報担当の仙田です。

ネクストビートは、「人口減少社会で必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域でユーザーへの提供価値を日々追求しながら、サービスの質の向上をおこなっています。

ネクストビートは現在創立11年で全12事業、全10部署(内1はシンガポール)と事業数も組織規模も急速に拡大してきました。一般的に規模の拡大は生産性の低下を招くと言われているため、並行して生産性を向上させる取り組みが必要となります。

当社では全10部署それぞれ業務効率化を目指し取り組んでいますが、今回は、BusinessPlatformの部署が他部署と連携し進めている施策について、リーダーの小口さんに伺いました。

<経歴>
小口 勇希 Business Technology Division Business Platform
東京都立大学を卒業後、2019年新卒でネクストビートへ入社。「保育士バンク!」事業部にてキャリアアドバイザー職を東京本社・広島拠点で計2年間勤めた後、BusinessPlatformへ異動。2023年11月にリーダーへ昇格。2023年下期サミットにて、ビジネス職の中で、最もコトに向き合い、会社・事業に貢献されたクルーに贈られるBest Crew of Businessを受賞。

AI活用にチャレンジしつつ、泥臭く現場の声を形にする

仙田: 本日は、ネクストビートで取り組んでいる業務効率化施策について伺いたいです。小口さんよろしくお願いいたします!

小口: よろしくお願いいたします。

仙田: 各部署と連携して様々な業務効率化施策が進んでいるかと思います。基本的に各プロジェクトは、どのようにして発足されるのでしょうか? 

小口: 業務効率化のプロジェクトは大小さまざまですが、実は毎日発足されています。そのほとんどが現場発信のものです。 

現場の最前線で闘っているクルー※が感じる「ここもっと効率化されればいいのに...」というアイデアをマネージャーの皆さんが拾ってくださり、我々の部署に相談いただくことが多いです。

 施策の発足時は、大枠の要件と抑えるべきポイントだけ固められれば、すぐに走り出すことが多いです。 

※ネクストビートは社員のことを、同じ船に乗る仲間という意味で「クルー」と呼んでいます。 

仙田: 現場からのアイデアが積極的に取り入れられているのですね。フロントラインのクルーの声が直接プロジェクトにつながるというのは素晴らしい取り組みですね。

小口:そうですね、直接デスクまで来てもらって相談いただくことも多いです。ただ、要望や相談事項を全て叶えるというわけではなく、影響範囲の大きさ・重要度・緊急度などの様々な観点で検討材料を集めたうえで、COOと取捨選択をしたり優先順位付けをおこなっています。

検討次第では、現場からの依頼よりもBusinessPlatformチーム発信の施策を優先することも、もちろんあります。成果に向けて効果的な方法を共に検討できるよう、現場と対等に議論をしています。

仙田:そうだったのですね。具体的にはどんな施策が、実際に現場発信で始まったのでしょうか? 

小口: 例えば「保育士バンク!サイトへ掲載している求人データ」と「SalesForce内にある求人データ」を紐付けるという施策がありました。
 
これは、主に「保育士バンク!プラットフォーム」や「おもてなしHRプラットフォーム」の中で、転職・就職支援サービスにおけるコンテンツを制作・運用しているAd Managementのクルー2名と、私で始まったものです。

「保育士バンク!」も「おもてなしHR」も転職・就職支援サービスですので、必ずしもサイト上に求人を公開する必要はないのですが、サイト上の求人数を増やすことでSEO対策上優位になり、サイトへの流入増加を促進することができます。

サイト上の求人数を増やすことで、結果的にご紹介可能な潜在的な求職者の母集団を大きくすることに繋がり、転職・就職支援サービスのお客様にも、より大きなメリットをご提供できるようになる。という施策でした。

実際この施策を遂行していくにあたり、データ上の紐づきについての課題があったのです。当時どの求人がサイト上に掲載されていて、どの求人が掲載されていないのかがデータでひと目で見れない状態でした。

仙田: そこからどのように課題を解決したのですか? 

小口:アナログなオペレーションのまま進めると何も進まない事態になると思い、BusinessPlatformで一緒に働いているパートナーさんを巻き込みながらすぐにプロジェクトを立ち上げました。

進捗も週1回はAd Managementチームと連携し、途中で問題が発生した場合にはミーティングを重ねて目線を合わせながら進めました。 また、「AI Innovation HUB」の力も借りながら、効率的にデータを紐付ける方法を模索しました。

最終的には人力で泥臭い作業になりましたが、問題に向き合いながらコツコツ進めた結果、データの紐づけが完了し、サイト上の求人掲載数の増加に繋げることができました。 

仙田: 現場の声を反映しつつ、技術的な課題にも果敢に挑戦していることがよく分かりました。

壁にぶつかりジレンマに陥っても、目標達成の手段を模索し続ける

仙田: 弊社には異なるビジネスモデルの事業が他にもありますが、例えばメディア事業部なんかも一緒に業務効率化を図っていますか? 

小口: はい。メディア事業では「KIDSNA STYLE」の広告セールスで使っているインバウンドマーケティングを管理するデジタルツールとSalesforceの連携施策を行いました。

これは、KIDSNA STYLEの全体戦略を担当しているクルーと、セールス現場で働くクルーからの発信で始まった施策です。

もともと一部のデータ連携はしていたのですが、デジタルツールでリードを獲得した後にSalesforceで商談を手動作成しなければいけないという二重入力作業が発生していました。

デジタルツール側からSalesforceへ商談情報を連携するにあたって、Salesforce内で同じ「商談オブジェクト」を複数事業が共有して利用していることが問題になりました。

デジタルツール側の権限を絞らないと、共有されている他事業にも影響が出てしまう状態でしたが、一方で、権限を絞りすぎるとデータ連携がうまくできない。そんなジレンマに苛まれながら、目的を達成するための手段を探っていきました。 

仙田: そうだったのですね。そこからどのように解決されたのですか? 

小口: 結果的には、データ連携を行う時にSalesforce側のデータにアクセスできる権限を絞り、連携方法を工夫することによって技術的課題を乗り越えることができました。

解決するために今まで触れたことのない技術へ挑戦することになりましたが、BusinessPlatform内で相談をしたり、外部のドキュメントを読み込んだりしながら進めることができました。

仙田: 現場の声を反映しつつ、技術的な課題にも果敢に挑戦しているのですね。 2024年4月以降ネクストビートでは「BreakThings!※」がテーマとなっていますが、今まさに進めているBreakThings!施策について教えてください。 

※BreakThings!:「今まで当たり前におこなってきたことを疑い、変革していこう」という思いが込められた2024年度上期のテーマ。テーマになぞらえて全社で業務改革や技術負債の解消を推し進めている。 

小口: 現在メインで進めているBreakThings!施策は、Salesforce内で散らばってしまっている使われていない項目や機能の断捨離施策です。これも、現場のゼネラルマネージャーやマネージャーと連携しながら進めています。 

セールス現場では営業の生産性を落としてしまっている1つの要因がここにあると考えています。

ネクストビートはSalesforceを創業間もない頃から使い続けているため、どうしても項目や機能が増えてしまい、中には現在使われていないものや、本来使うべきなのに埋もれている機能があります。
 
そのため、不要な項目を削除し、レイアウトをスッキリさせることを進めています。また、一部のオブジェクトではデータ構造自体を部分的に再設計するリフォームのようなことも並行して実施しています。 

他にも常に何十個もの施策が動いていたり、まさに着手していたりしますので、今後もBreakThings!していきます。

仙田: 長い期間にわたって使われているシステムの見直しは大変ですが、重要な取り組みですね。ネクストビート全体で、今後も継続して取り組んでいきましょう。小口さん、本日はありがとうございました。

 小口: 今後も無駄な時間や工数を削減し、顧客に向き合う時間に1秒でも多く時間を使えるように、各部署と連携しながら進めていきます。こちらこそ、ありがとうございました!


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