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「技術は手段」と捉え、プロダクトの質向上と業務効率化を促進。

こんにちは!ネクストビート広報担当の仙田です。

ネクストビートは、「人口減少社会で必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域でAIを中心とした最新のテクノロジーを使うことで、サービスやプロダクトの質向上と業務効率化による生産性の向上の両立を目指しています。

今回は、ネクストビートの様々なテクノロジーへの投資について、CTOの阿部さんと現場のクルー※に伺いました。

※ネクストビートは社員のことを、同じ船に乗る仲間という意味で「クルー」と呼んでいます。 



<経歴>
執行役員CTO 阿部雅哉
慶應義塾大学大学院 理工学研究科卒。新卒で株式会社DeNA へ入社し、主にプラットフォーム事業のシステム設計・開発を担当し、モバイルゲームのAPI 新規開発・運用やアプリ共通の認証基盤等の開発に従事。その後、創業間もないベンチャーへ転職し、機械学習エンジニアとして研鑽を積み、2019年1月エンジニアリングマネージャーとしてネクストビート入社。2022年1月にCTO就任。

全部署・全事業、デジタル技術による業務効率化やプロダクトの質向上

ネクストビートでは、AIを中心とした最新のテクノロジーを使うことで、サービスやプロダクトの質向上と業務効率化による生産性の向上の両立を目指しています。

例えば、業務効率化・業務支援のための売上高に対するデジタル投資額比率は、一般的な企業と比較すると約4倍になっています。生産性向上のために、積極的にテクノロジーに投資をしています。

CTOの阿部さんに、ネクストビートがなぜ積極的にデジタル投資を行うのか、実際に社内ではどんな活用がなされているのかについて話を聞きました。

仙田: 本日は、ネクストビートのテクノロジー投資について伺いたいです。阿部さんよろしくお願いいたします。

阿部: よろしくお願いいたします。

仙田:一般的な企業と比較して、デジタル投資比率が約4倍とのことですが、どうしてここまでデジタル投資の比率が高いのでしょうか?

阿部:我々は人口減少社会に向き合い、ニッポンを元気にするという大きなミッションを抱えています。

人口減少社会は急速に変化しているので、ミッション達成のためにはスピード感が求められますが、その実現にはデジタルを有効に活用し、生産性を高めるという思想が全社に浸透していることが大きいかと思います。

仙田:デジタル投資の結果、実際にネクストビートではどのように業務効率化が進んでいるのでしょうか?

阿部:具体例をいくつかお伝えいたします。長年利用しているSalesforceを活用した、営業プロセスのさらなるデジタル化をはじめ、採用プロセスの効率化のためにATS導入など多種多様なデジタルツールを使い、効率化を進めてきました。

直近では、カスタマーサクセスのチームから生成AIを活用したチャットボットの導入提案があり、カスタマーサクセスチームが抱える課題に対して、適切な解決策であったことも含めて、すぐにチームでの導入と運用が開始しています。

このように、日々現場でもDXによる解決策を模索し改善が行われているというのがネクストビートの特徴かと思います。

仙田:社内の至るところでDX推進がおこなわれているのですね。業務効率化の目的以外にも、デジタル投資はおこなっていますか?

阿部:もちろんです。プロダクト開発に携わる開発組織でもデジタル投資を多く行っています。

例えば、Github Copilotによるコード生成は当たり前のようにリリース直後から導入していますし、プロダクト開発が迅速に進むようにプロダクト特性や事業フェーズに応じて、積極的に技術スタック※を変えることで最大の価値を生み出すことに注力しています。

常に「技術は手段」という思想のもと、ビジネスサイドの方々と協同し、価値創出に向き合っています。

※技術スタック(テクノロジースタック):基本的にプログラミング言語、フレームワーク、ライブラリ、ツールの組み合わせで、開発者がより速く、より効率的にソフトウェアを構築することを可能にするものです。

※ネクストビートで主に使用している技術/デジタルツール

AIを中心とした先端テクノロジーを扱う専門組織「NB-AI Innovation Hub」

ここまでで、ネクストビートが、ミッション実現のためにスピード感をもって課題解決を行うべくデジタル投資をおこなっており、デジタル投資を積極的に行うことで、業務効率化やプロダクトの質向上に寄与していることがわかりました。

上記デジタルツールの導入だけではなく、ネクストビートではAIの利活用を推進する「NB-AI Innovation Hub」という専門の組織があり、AIも活用し業務効率化・プロダクトの質向上に努めています。

阿部さんに「NB-AI Innovation Hub」の発足背景や、ChatGPTを活用した業界初となる機能開発、テクノロジーエバンジェリストによるAIを活用した業務効率化の勉強会の開催、SlackオープンチャンネルでのAI活用の相談が行える環境についても話を聞きました。

仙田: 「NB-AI Innovation Hub」が2023年5月に発足した背景について伺いたいです。まず、当時なぜこのタイミングで組織発足に至ったのでしょうか?

阿部:実は開発組織に機械学習による可能性を探るプロジェクトが存在していました。

しかし、生成AI の登場とその進化のスピードを踏まえた上で、組織設立をすることがネクストビートのビジネス・プロダクトを推進する上で重要だと判断したためです。

仙田:なぜネクストビートでこの組織を発足すべきだと考えたのでしょうか?

阿部:「NB-AI Innovation Hub」発足前の開発組織のプロジェクトは、どちらかというと研究の側面が強いプロジェクトでした。

しかし、生成AIの登場により一気にAIの適用範囲が広がったことで、研究ではなくAIをビジネス・プロダクトに取り込むことで価値を創出しやすくなった背景があります。

ネクストビートでは事業特性により自然言語を扱うことが多いのですが、生成AIがまさにそこにマッチしており、その活用により事業成長も大きく見込めることから、専門組織として推進することになりました。

発足背景の流れから生成AIが話題になることが多いですが、「NB-AI Innovation Hub」では生成AIだけでなく古典的な機械学習も非常に有効であり、その点含めAI全般の専門組織として立ち上げています。

仙田:もともとは研究の側面が強かったプロジェクトを、今度はAIを”使って”各事業の成長やプロダクトの質向上を目指しているのですね。

改めて「NB-AI Innovation Hub」で成し遂げるべきミッションを教えてください。

阿部:「NB-AI Innovation Hub」という組織名には、研究開発でなくビジネス・プロダクト・顧客の価値創出をするためにこの専門組織が「Hub」になるという想いが込められています。

そのためには、この組織が社内の方々と積極的にコミュニケーションを取り、主体者として価値を創出することをミッションとしています。

現在もこの組織のクルーが、セールスやマーケティングの方々とコミュニケーションを取り、どうすればより成果を上げられるかに注力しています。

 仙田:「NB-AI Innovation Hub」について教えていただきありがとうございます。続いてテクノロジーエヴァンジェリストについて伺いたいです。

阿部:2023年4月からネクストビートの技術顧問としてジョインいただいていた水島さんに、2023年12月からテクノロジーエヴァンジェリストをお任せしております。

ChatGPTがリリースされて以来、同様の生成AIによるサービスが複数リリース、そしてアップデートされていますが、各サービス毎に「生成」する対象も異なれば、得意とする領域、制限事項も異なってきます。

こうした変化を日々キャッチアップするには労力が必要なのと、また技術背景の理解なしにそのサービスを使うことがメリットになるかの判断が難しいケースもあります。

テクノロジーエバンジェリストにはそのような変化をわかりやすく伝達することで、全社での生成AI 活用を促進してもらっており、実際に営業の方がテクノロジーエバンジェリストと会話する中で、簡易的なプロダクトを作り上げ活用していることも聞いています。

仙田:テクノロジーエバンジェリストによって、全社での生成AI活用をさらに促進していっているのですね。今後もテクノロジー投資を積極的に行い、よりよい価値創造に向き合いましょう!阿部さんありがとうございました!

阿部:こちらこそありがとうございました!

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