【CXO対談】CEO×新CTO「現在の組織課題、そして目指すべき開発組織とは」
2022年1月、CTOに就任した阿部とCEO三原に、開発組織の課題、そしてめざすべき状態について話を伺いました。
エンジニアが事業にコミットし、プロダクトを牽引する文化に惹かれた
Q. CTO就任、おめでとうございます。あらためて経歴を教えてください。
阿部:新卒で株式会社DeNA へ入社し、主にプラットフォーム事業のシステム設計・開発に従事し、モバイルゲームのAPI 新規開発・運用やアプリ共通の認証基盤等の開発に従事していました。その後、創業間もないベンチャーへ転職し、機械学習エンジニアとして研鑽を積んだのち、2019年1月エンジニアリングマネージャーとしてネクストビートに入社、宿泊業界専門の就職・転職支援事業「おもてなしHR」を担当しました。昨年8月からは子育てフレンドリーなサービスプラットフォーム「KIDSNA Platform Project」の基盤開発を担当し、2022年1月にCTOに就任いたしました。
ネクストビート入社の決め手となったのは、エンジニアが事業にコミットし、プロダクトを牽引する文化に惹かれたことですね。選考時に、実際にエンジニア自身が事業を牽引し、プロダクトの成長を考える姿勢を見て、この環境で自分もプロダクトを創りたいと思いました。
三原:ネクストビートではそういったエンジニアが、かなり活躍していると思います。メガベンチャーや大手で働くよりも、0→1フェーズの会社に飛び込んで自分達が主体となって開発していきたい、という志向の方が多いですね。
阿部:その辺りの熱量はメガベンチャーで働いている人とは違うと思います。ネクストビートには「自分が何かやりたい」という人が活躍できるフェーズの事業が会社の規模的にもまだまだ多いと思います。
全員が「オーナーレベル」で興味を持ち、マーケティングを。
Q. 現在の開発組織における課題を教えてください。
三原:プロダクト、ビジネス、それぞれに求められる知見やスキルを一人で体現することは難しいという考えから、現在はオーナー2トップ体制にしています。プロダクトに関しては、エンジニアやPMの知見が深いというのは当たり前として、よりエンジニアリング以外の、事業を織りなす構成要素に興味関心を持っていただきたいです。もちろん最新の技術をキャッチアップすることも大事なことですが、そこを理解することで、より沢山の人達に利用頂けるプロダクトになると考えています。
Q. エンジニアが具体的にやるべきことはどのようなことなのでしょうか?
三原:マーケティングに対する一定の理解は必要なのではないでしょうか。
阿部:そうですね、マーケティングだと思います。あとは自分が担当しているプロダクトにもっと興味を持って欲しいですね。みなさん興味はあると思っていますが、もっと全員が「オーナーレベル」で興味を持って欲しいというのが個人的な意見です。つまり、何も言わずとも自身がオーナーシップを持ちプロダクトを成長させることが自然とできるような事業・組織を作るということです。もっと自分のプロダクトを触り、自身の意見を発信できるような人材になってほしいですし、そういった方が自然とオーナーになっていくものだと思っています。そして、それができるような風土を作っていきたいと思っています。
三原:エンジニアにオーナーになって欲しいということは、プロダクトドリブンの事業群を増やしていきたいということです。現状、ネクストビートではマーケティングやセールスありきのプロダクト割合が高いので、これからはエンジニアが創り上げるプロダクト自体の優位性で、ユーザーに価値提供できる、という状態を目指していきたいです。そのためには中長期的な投資が必要となるので、ぜひ会社の期待に応えていただきたいですね。
事業を質高く正確に進めるための方式を見つけだし、統一化を図る
阿部:基盤を整えて、生産性をより高めることが開発組織の課題です。具体的には認証・通知・決裁機能などです。こういう機能は実装難易度も高いですし、基本的にどのプロダクトも満たすべき条件は同じですが、各プロダクトが個別に作ると時間やメンテナンスコストもかかり、プロダクトの成長も遅くなってしまいます。ですので、そこは比較的レベルの高いエンジニアが基盤を作り、各プロダクトが必要な機能を使うだけにすることで、開発工数が抑えられ、事業に集中することができます。
最後に新CTO阿部からの抱負
阿部:開発生産性・効率性をまだまだ上げられるフェーズにあるので、まずは技術的に引率していくということがCTOとして求められていることだと考えています。またプロセスであったり、使用している言語が本当に最適なのかということも全体的にみて判断していきます。
CPO/CIO/VPoE三井も申しておりましたが、「エンジニアがオーナーとなる事業」をつくっていくためには、もっとエンジニアがプロダクトに対して改善をしていく文化や、組織を醸成していくことも必要だと思います。この3点が、CTOとしての抱負であり課題です。
三原:難易度の高い「KIDSNA Platform Project」の基盤開発においても、過去にご経験が無い中、果敢にトライされている姿勢が、まさにネクストビートのCTOとして相応しいと思っています。これまでも0→1のフェーズに沢山関わってもらってますが、これからも「未来のふつうを次々と」を実現するべく、人口減少社会に対して価値貢献するべく、CTOとして一緒に頑張ってほしいと思っています。
▼コーポレートサイト役員ページもぜひご覧ください
https://www.nextbeat.co.jp/about/directors/interview/18
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