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市場価値とは?定義・構成要素・高め方をご紹介

転職の場面やキャリアを見直すなかで、自身の「市場価値」について考えることはありませんか?
今回は一般的に考えられる人材の「市場価値の定義」や、「市場価値の高め方」についてご紹介していきたいと思います。

市場価値を高めるにあたって、市場価値の定義から知りたいという方は、いち考え方ではありますが、ぜひ参考にしていただければと思います。

市場価値とは?

市場価値とは、需要と供給のバランスで決定します。
「市場」である「企業」が求める価値=”需要”に対し、
どのくらいその「価値」を発揮できる人=”供給”がいるかで判断されます。

いくら専門的なスキルを持っていても、その専門性が企業から求められていなければ「市場価値」が高いとは言えません。逆にいくら多くの企業が求めているスキル・マインドを持っていたとしても、その提供者が多くいる状況であれば「市場価値」が高いとは言えません。

また、企業から求められる”需要”も固定ではなく、世の中の流れによって変動するものだと考えられます。特にVUCAワールドと呼ばれるような、変動制の激しい世の中において、市場価値の高い存在であると認められるには、そんな変化のなかでも安定的に成果を出し続けられる存在であることが絶対条件と言っても過言ではないでしょう。

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市場価値を構成する要素とは?


「市場価値」構成要素①:成果
自分が専門とする職種のなかで「何を成し遂げてきたのか」が、自身の提供価値を分かりやすく証明するものになります。後に記載されている「スキル」や「経験」に関しても、こちらの成果なしには「市場価値」として成り立たないものだと言えます。

気をつけたいのはその実績で自分は何を担当したのか、ということです。

たとえば1つのプロジェクトを1人でほとんど完遂したということであれば自分がやりましたと胸をはっていえるでしょう。ですが逆に大きなプロジェクトに参加したものの、自分は指示に従っていただけや、その中で自分が行ったことはほんの一部であれば、それは100%が実績ではないといえます。日頃から自分が仕事の中でどんな価値を発揮できたのか、社内であれば何名中何名くらいの人が実現できていることなのかを意識し自身の成果も適切に認識しましょう。

「市場価値」構成要素②:スキル
スキルとは学習や経験を積むことで習得した技能のことを指します。セールスであれば、ヒアリングスキルやマネジメントスキルなど、そのスキルを身に付けることでより仕事が円滑に進み、その技術を使うことが成果を出す後押しになります。

ビジネスで求められるスキルは大きく3つに分けられます。市場価値を上げるためには、これら3つを身につけ、目指すキャリアに適したスキルを優先的に伸ばしていくことが重要です。

【ヒューマンスキル】
対人関係の能力のことで、「伝える力」・「聞く力」のどちらも大切なスキルです。人間関係を構築し、円滑なコミュニケーションを取るために必要な要素です。

【テクニカルスキル】
業務をよりスムーズに遂行するために必要となる能力で、業種や職種によって様々なスキルがありますが、エンジニアにおける、プログラミング能力などがこれにあたります。

【コンセプチュアルスキル】
物事を考えるスキルのことで、論理的思考や課題解決力などが具体的な要素です。抽象的な考えや物事の大枠を理解する力を指し、状況の変化に応じて、即時的に課題を捉え、提案できる能力はこの時代において、とても重要なスキルだと言えます。

コンセプチュアルスキルを更に分解すると下記のような3つのスキルに分解されます。
A「見立て」のスキル
全体の構造を俯瞰して、課題の設定や分析、仮説の組み立てを行うスキル
B「仕立て」のスキル
課題・仮説に対して、仮説検証、課題解決のための工程設計を行うスキル
C「仕掛け」のスキル
設計した計画を推進するために、必要な知見・ノウハウを持つ専門家を巻き込み、協力を得る、チームビルディングを行うスキル。

「市場価値」構成要素③:経験
いくらスキルを持っていたとしても、そのスキルを発揮できなければ意味はありません。「そのスキルを使ってどんなことをやってきたのか」という経験が、潜在的なスキルを裏付ける実績として捉えられますし、成果の難易度を図る重要な要素となります。

転職の際には、これまで経験してきた環境がどのように変わるのか、それに伴いどのようなスキル習得や適応が必要なのかを具体的にイメージすることで、検討企業が自身のキャリアビジョンにマッチするのかを明確に判断することができます。

「市場価値」構成要素④:領域
冒頭で、市場価値とは需要と供給のバランスであるとお伝えしました。
「スキルを伴う成果が残せる領域」が多ければ多いほど、その価値を提供できる人数は少なくなるため、希少性は高まります。領域には営業・マーケティング・エンジニアといった職種や、メンバー・リーダー・マネージャーといったレイヤー等、様々な切り口で考えられます。

スキルや知見の深さが成果にも影響すると仮定した場合、成果の伴う領域での経験を広げるためには、ある職種や専門性のスキルを深めながら、スピーディーにリーダー・マネージャーなどといったポジションでのマネジメント経験を積むことも1つの方法です。


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市場価値の高い存在とは?

先ほどご紹介した要素から、市場価値を下記のような方程式で表しました。
市場価値=「(成果×スキル×経験)^領域」

こちらの市場価値の方程式はあくまで一つの考え方ではありますが、いち領域に精通した後、周辺領域に広げていくことで、より希少性は高まり、市場価値の高い人材になりうると言えます。また、領域が増えれば増えるほど、産業構造の変化やグローバル化により加速度的に変わり続ける企業のニーズに対する対応力も高まると考えられます。

市場価値を高めるための方法

①現在携わる領域で成果を出す
まずは、ご自身が携わっている仕事・プロジェクトで成果を出すことが大前提です。なぜなら成果を伴わない経験・スキルは市場価値としてカウントされないからです。新たな領域でのチャレンジをする前に目の前の成果にコミットする意識を持ちましょう。

②自分の市場価値を知る
今まで自分なりに大きな実績を残せたとしても、社会が求めるレベルや需要において、現状の市場価値を客観的に見極める必要があります。
同じような立場(業種・年代)である社外のビジネスパーソンとの相対比較や、転職活動中であれば、企業の評価・オファー金額からも、自身の市場価値を把握できるでしょう。
まずは自身の立ち位置を明確にし自覚することで、市場価値アップに向けた目標や進め方を設定することができます。

また同時に、これまでの経験で得たスキルの棚卸しをするとよいでしょう。
営業としてどのように経験を積み、そこでどのように目標を追いかけクリアしてきたか、そこでどんなスキルがみについたか、など、これまでの取り組みをきちんと第三者に伝えられるように整理しておくことが大切です。


③新たな領域でのチャレンジが、スピーディーにできる場に身を置く
「市場価値を構成する要素とは」にも紹介していますが、市場価値を高めるためには、複数領域での経験が必須になります。そのため、いち領域に閉ざした経験の期間が長ければ長いほど市場価値を高める機会の損失に繋がると言えます。経験やチャレンジのスピード・幅は、組織体制によっても大きく左右されるので、市場価値を高められる環境・組織なのかという点も転職時には見逃せないポイントです。

またその過程で、自分自身が10年後にどのようになっていたいのか、そのためには5年後、3年後、2年後にどんなふうになっている必要があるのか、などと逆算し、自分自身の基準を定めることが大切です。

自分の軸をしっかりと持つことで、どのような環境・経験が得られるところがよいのかも明確になり、最適な環境を見つけられます。

④新たな領域でのチャレンジを行い、成果を出し続けること
新たな領域でチャレンジし続けることが、市場価値を高めることに繋がります。あくまでも成果を伴う経験を積むことを意識し、市場価値の高い希少人材を目指してください。

⑤業務内外の事でも、積極的にインプットを続ける
本業が多忙だと後回しにしがちですが、本業以外でも継続的に学びの機会をつくことが、市場価値を上げるためには重要です。ビジネス本の購読やセミナー・勉強会への参加など、比較的手軽に始められることから継続し続けることが大切です。

企業規模で高められる市場規模を考えると?

【大手や知名度の高い企業へ転職するメリット】
大手企業や知名度が高い企業は人材の層が厚く、組織全体のレベルが高い可能性が高いといえます。長年ノウハウを積み上げ、業務オペレーションの仕組化やチームでの連携方法などが洗練されているため、すでに整った環境での業務経験を積むことができます。

「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源が豊富なので、細分化された業務の中で専門性を高めることが可能です。

【小規模の企業へ転職するメリット】
小規模企業では大企業と比較し、1人あたりの役割や業務範囲が広い傾向にあるため、多様な経験を積むことができます。仕組化がされておらず整っていないことも多いため、常に目的に対し自身で考えて動く力も養えるでしょう。また人材の層が薄く、若いうちからマネジメントのポジションに就くチャンスもあります。経営層と近いので、自ずと「経営の視点」も身に付き、視座が高まります。

プロジェクトを主導するチャンスもあるので、「このプロダクトは自分が生み出し、成長させた」など、市場価値の高い実績を手に入れられる可能性にも期待できます。

ネクストビートは、後者のようなまだ組織の整いきれていないベンチャー企業です。その分上記のようなご経験を通し市場価値を高めていただけるチャンスも転がっていると考えています。
市場価値を高め、社会に価値貢献をしたいという方にぜひ来ていただきたいと考えています。また入社後は成果をもとに、市場価値を高めていただけるような複数領域でのチャンスを、スピーディーに与え続けます。

ネクストビートでは、「会社と個人の志に、共に挑む仲間」を募集しております。市場価値を高められる環境を探している方、興味をお持ちの方はこちらからご応募お待ちしております。

会社のミッションや実際に働く社員など、もっとネクストビートについて知りたい方はこちらをご覧ください。






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