1位にこだわるのは起業への第1歩。新卒2年で最優秀MVPを受賞した、最年少マネージャーの志とは。
半期に1度のネクストビートアワード、前回の最優秀MVP受賞者インタビュー。今回は2023年4月に最優秀MVPを受賞後、最年少で「保育士バンク!」東京エリアのマネージャーを務める本間に、賞への強いこだわりの背景にあった志について話を聞きました。
起業を見据え、新卒で求めたのは、手触り感のある仕事ができる環境。本気度が感じられたプロ集団の空気が入社の決め手。
・焼け野原からの復興に力を尽くし、店を守り抜いた先人たちに憧れ、起業を志す。
ーーー将来、起業を目指している理由を教えてください。
僕の実家は明治40年から続く和菓子屋なのですが、幼少期から、社員の人生を背負い
経営を行う祖父、父の姿に憧れを持っていました。また曾祖父は、東京大空襲後の焼け野原から再開業し、周辺に親戚を集め、複数のお店を開店させることで街の復興につなげるなど、商店街の中心となる人物でした。そんな憧れの先人たちを超えたいので、自分もまた新たな市場で、起業したいと考えています。
・この中で必ず1位をとる。ある意味殺伐としたプロ集団の空間が入社の決め手に。
ーー数あるベンチャーの中から、ネクストビートへの入社を決意した理由を教えてください。
こんな言い方をすると誤解されてしまうかもしれませんが、ある意味殺伐としたオフィスの雰囲気に本気度を感じたからです。メガベンチャーでのインターン経験もありましたが、その時の和やかな雰囲気とは全く違い、まだ会社が整い切れていないからこその切迫感や、余計な雑談などが一切なく業務に集中している社員のプロ意識に、衝撃を受けると同時に、魅力を感じました。新卒、中途ともにフラットに、成果を出せばチャンスを掴める環境もあり、この中で必ず一位をとると心に誓い、入社を決意しました。
このままではベンチャーに入社した意味がなくなる。戦力外通告から背水の陣で、最優秀MVP受賞。
・1ヶ月で1件しか提案ができなかった。カルチャーフィットに苦しんだ1年目。
ーー入社後は苦戦もしたと伺いましたが、改めて振り返っていかがでしたか。
1位をとると決めて入社したにも関わらず、最初は同期にも勝てず、初月は1ヶ月で1件しか提案に繋げることができませんでした。失敗を恐れたり、考えすぎて行動に移せなかったり、入社時から自分に足りていないと認識していた、ネクストビートのカルチャーを体現できていなかったことが、原因だったと思っています。
ーーそんな中でも気持ちを切らさず走れた要因は、何ですか?
チームには自分を含め同期が4名おり、誰もが、負けてたまるか!と競い合っていたので、クヨクヨする暇はありませんでした。落ち込む日もありましたが、今辛いのは絶対今後のため、今できないことが未来できない理由にはならない、と言い聞かせ、じゃあどうすればできるのか、という思考に切り替えていました。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」という言葉も大切にしています。1位もとれなくて起業で成功するはずがない、という強い気持ちで行動し続けました。
・大幅未達で戦力外通告からの、最優秀MVP受賞。未開拓エリア史上初の達成で、自信がついた。
ーー2年目は担当エリアの変更があったと伺いましたが、最終的に達成率1位の成果を残せた理由は何だとお考えですか?
1年目の下期に、全国で最も高い予算をいただいている中で未達となってしまい、それを受けて「既存顧客も多く、予算も高い東京エリアを任せることは出来ない」と叱咤激励いただき異動になったのは、とても大きかったと思います。1位をとりにきたはずなのに、このままではベンチャーに入社した意味がないと改めて思い、背水の陣の覚悟で2年目に挑みました。異動後の担当エリアは、これまで目標を達成した者がいない、ほぼ未開拓の状態。初達成のタイトルをモチベーションに行動した結果、異動初月から連続で達成することができ、自信に繋がりました。そして、勢いそのままに主要エリア担当に戻り、最適なタイミングでアドバイスをくださる上司の下で、効率良く集中してコトに向き合えたことが、成果を出せた要因だと思います。
ーー成果を出せたポイントを具体的に教えてください。
通期達成率1位になるつもりで目標額を自分で概算し、注力法人や目標受注額などを独自の案件シートで管理しながら、2〜3ヶ月スパンでアプローチ方法を検討し実行しました。お客様の採用予算策定が期初の約2ヶ月後からスタートすることがわかっていたので、商談の場でいきなり自社サービスの必要性を説明するのではなく、まずは認知効果や他社との違いなどからお話しするなど、段階的に提案を進めるとこで、稟議のタイミングでは担当者と協力関係が構築できました。また発注者の立場で考えることも強く意識していました。担当者のKPIや個人的な課題感など細かい部分にまで気を回すことで、「この人とは仕事がしやすい、この人と仕事がしたい」と思っていただき、深いインサイトで提案・追客ができたと思っています。
重すぎるくらいの期待に、奮闘の日々。
誇りを胸に、基幹事業を引っ張る。
・第2の柱が立ち上がりつつある今、基幹事業を揺るぎないものへ。
ーー最優秀MVPを受賞後、「保育士バンク!」HRメディア事業部で、東京エリアのマネージャーへ昇進されましたが、今後の意気込みを教えてください。
現在、法人エリアとしては全国で最も高い予算である東京エリアの数字を背負っています。マネージャーとしてチームを勝たせられないことのインパクトや責任は想像以上で、自身の視座の低さや力不足を痛感する毎日ですが、本当に貴重な経験をさせていただいていると思います。マネージャーを後押ししてくださった上司にも恩返しできるよう、いち早く期待に応えたいです。また会社として第2の柱となる事業が立ち上がりつつあるので、基幹事業を揺るぎないものにすべく頑張ります。
・変革期の保育業界。保育事業のパイオニアとして‘質’向上に挑む。
ーー事業として、保育業界にどんな価値を発揮したいですか?
保育園のあり方や、保育市場のコモディティ化など、色々な意味で変革期である保育業界において、保育の質向上に尽力したいです。
ネクストビート成長期の2017年頃は、待機児童問題解決に向けて新規の保育園が次々に開設され、保育士不足が顕著でした。ですが現在は、保護者が保育園を選ぶ立場として、より質の高い保育が求められるようになってきています。保育園向けのHRサービスには大手企業の参入も進み始めていますが、採用から定着・育成まで、HRのトータルソリューションを提供する、業界のパイオニア的存在として、それぞれの園の課題に最適な解決策を提案、実行していきたいです。
僕が逃げなきゃ、その分伸びる。日々鍛えられるスキルとスタンス。
ーー日々自身に負荷をかけながら奮闘されているかと思いますが、どのような成長を実感されていますか?
スキル面ではシンプルに営業力がついてきていると思います。営業といっても様々な過程があり、会社によって役割分担をされているところも多いかもしれませんが、「保育士バンク!」の場合、新規のアポ架電から、提案、受注、受注後のサポート、継続のご提案など全て一貫して同じ営業担当が行います。過程ごとに違う難しさがあるなか、それぞれで価値を提供できるようになってきたという意味で、少しは営業ができるようになったかなと思っています。
また、入社後苦戦していたカルチャーフィットに関しては、気が付けばnextbeat identity※に立ち返っている点で、自身に染み込んで来ている実感があります。成果を出せている人は、この行動指針を漏れなく体現できているので、引き続き大切にしていきたいです。
※nextbeat identity:ネクストビートの行動指針
立ち止まらない人が成果を残し、チャンスを掴む。
ーー最後にネクストビートへ興味を持ってくださっている方へのメッセージをお願いします。
仕事をしていると環境を言い訳に、立ち止まってしまう人も多くいるのではないかと思います。
ただ、そこで止まらず必死に壁を乗り越えるために自分自身にベクトルを向けて自己研鑽に勤しむことが出来る人が成果を残せる方だと思いますし、ネクストビートではそういうプロフェッショナルな方を求めています。
「筋肉質な組織であり続けたい」という言葉は代表からも発せられる言葉ですが、地道に日々の業務で成果を残していけば、昇進とともに2~3段階先の成長に必要な役割・負荷をかけてもらえる環境だと思います。キラキラベンチャーに物足りなさを感じているという方は、是非お待ちしております。