「成長」は「目的」ではなくミッションを実現するための「手段」
こんにちは!ネクストビート広報担当の仙田です。
ネクストビートは、「人口減少社会で必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域で人口減少により起きている課題の解決をおこなっています。
ミッション実現のために、クルー※1人1人が「成長」を「手段」にする文化の中で日々の業務に取り組んでいるので、具体的な事例をインタビューでご紹介いたします。
ネクストビートにおける「成長」とは「再現性のあるポータブルスキル」「職種別の競争優位性」を高めることを指します。
今回は、ミッション実現のために上記「成長」を自ら掴んできたセールスクルーの林さんに、入社してから1年でマネージャーに昇格するまでの行動やBest Crew of Sales賞の受賞に至るまでの苦労について伺いました。
※ネクストビートは社員のことを、同じ船に乗る仲間という意味で「クルー」と呼んでいます。
<経歴>
おもてなしHR キャリアアドバイザー マネージャー 林 果梨
早稲田大学卒業後、新卒で藤田観光株式会社に入社。年齢・性別・国籍を問わず多様な顧客を担当し、フロント業務とSNS運用に従事。その後2023年1月にネクストビート入社し、おもてなしHRの両面型キャリアアドバイザー職を務める。入社半年でリーダーに昇格、2024年4月にBest Crew of Sales賞を受賞。現在は、マネージャーとして従事。
果たすべきミッションを目の前に、どうすればできるかを考動する
仙田: 本日はよろしくお願いします。2024年4月にBest Crew of Sales賞を受賞された時の話や、入社1年でマネージャー昇格に至った林さんの「成長」について聞きたいです。
林: こちらこそ、よろしくお願いします!
仙田:Best Crew of Sales賞について、改めて受賞当時のことを聞きたいです。何が評価され受賞に至ったのでしょうか?
林:いくつか受賞いただいた理由があります。1つ目は、個人目標についてです。累計達成率145.3%という人材紹介を担当する全クルーの中でトップの受注額を記録しました。
2つ目は、チーム目標についてです。2チームの兼任リーダーとしてマネジメントを任されていましたが、それぞれ3か月連続・4か月連続で達成をしました。
3つ目は、セールス以外の活動についてです。リファラル採用活動に尽力していたり、新卒学生にリクルーターとして伴走していたり、全社的に貢献できた点も評価していただきました。
仙田: セールスとしての成果はもちろん、採用にも貢献されていたんですね。
林:そうですね。これまでの自分の頑張りが評価されたことは純粋に嬉しかったです。
個人やチームの売り上げ数字はどれだけ顧客にご支援できたかの指標の1つだと思っています。「達成できた=私が大好きな宿泊業界へのご支援が出来ている」と思えることでやりがいを感じます。
ただ正直、半期全月達成ではないことと、160%達成を目標にしていたため、まだまだ満足いく結果ではなかったと思っています。
仙田: 成果(顧客へどれだけご支援できたか)に貪欲なのですね。3か月4か月連続達成とのことですが、その過程で苦しかったことはありますか?
林:常に負荷はかかっていましたね。2023年7月にリーダー就任し、2チームを兼任してマネジメントをするようになりましたが、2023年10月はチーム目標を達成できませんでした。
リーダー就任前に個人目標を達成するためにおこなっていた行動を、リーダー就任後もやり方を変えず営業活動をしてしまい、マネジメントとの両立をするとなった時に、単純に業務過多になってしまいました。
さらに、リーダーという役職への責任感から、全部自分一人でやろうとしてしまい、個人目標も、チーム目標も未達成という結果を残してしまい、私を信じて頑張ってくれたチームクルーに対して罪悪感でいっぱいでした。
仙田: そうだったのですね。結果的には最初はうまくいかなかったとのことですが、リーダー就任当初は2チームを任される事に最初から自信はあったのですか?
林:自信なんて全然なかったです!不安しかなかったですね。2チーム任せると話を聞いた時は不安すぎて実は上司の前で泣きました...。
でも、任せてもらったということは、上司が「私にはできる」と思って期待していると考えて、やるしかないと思っていました。
また、これまでもいろいろな困難がありましたが、なんとか乗り越えてきたので自分でも「できる」と思いこむようにしました。
そうやって不安を抱えながらも「できる」「やってやる」と思いながらあれこれとチャレンジしていくうちに、結局いろんなことができるようになって、自分が明らかに成長したのがわかりました。
振り返っても、ネクストビートでこれまで働いてきて「簡単だな」と思う時はなく、常に自分のレベルの少し上を要求されている感覚で、それを1個ずつ乗り越えることで自分が少しずつ成長していて、社会課題を目の前に少しでも価値貢献できることが増えてきた実感があります。
仙田:林さんは社内でも「果梨スタンダード」という言葉があるくらい、当たり前レベルが高く常に前を向いているイメージだったのですが、実は大きな不安もあったのですね。
林:そうなんです。でも、私が大好きな宿泊業界を支えるビジネスパーソンになるためにも、困難を乗り越え、さらに自分に負荷をかけて成長していく必要があると思っています。
なので、会社から与えられた目標を100%達成するのではなく、自分の中で160%達成を目標にして自分で自分にプレッシャーをかけていたところもありました。
また、困難を乗り越えると大きく成長できるという点で、リーダーとして2チームを任せてもらったのも、今思うとマネージャーになる前段階の練習としてだったのかなと思います。
マネージャーは複数チームを管掌するので、リーダーとして2チームの行動や目標に対する進捗等を管理し戦略を立ててきた大変な経験が、今のマネージャーの仕事にも活かされていると感じます。
事業と共に自らも変革させていく
仙田:リーダーとしての経験を積み、入社1年で現在マネージャーにまで昇格されています。入社当初Gread5※だった時の自分とGread3に昇格した今の自分を比べて、成長したことについて伺いたいです。
※Grade要件:ネクストビートは、Grade評価基準に基づき、6段階からなるグレード制を設定しています。
林:ネクストビートでは、定性的に必要とされる能力について、「再現性のあるポータブルスキル」「職種別の競争優位性」が言語化されています。ですので、ネクストビートにおける「成長」とはそれらの能力を高めることを指すのですが、特にポータブルスキルについて、1年前とは大きくできることが増えてきたと感じます。
入社当初から私が所属している「おもてなしHR」の事業部は社内では比較的新しい方の事業で、成長スピードも速く0→1フェーズを経て現在1→10のフェーズにあります。
入社してから1年間で、事業フェーズも課題感も大きく変わってきました。その過程の中で私個人も、0→1も1→10も事業フェーズに合わせて力を身に着け、少しでも社会に貢献できる人材に成長してきたかなと感じます。
仙田:ネクストビートは現在12事業展開しており、導入期から成熟期の事業までありますよね。おもてなしHRはまさに0→1と1→10の間、成長期の部類とも言えますね。
ポータブルスキルについては、具体的にどのようにできることが変わっていったのでしょうか。
林:「再現性のあるポータブルスキル」は更に分解されて言語化されていて、具体的には「戦略構築」「戦略実行」「チームマネジメント・インパクト創出」の3つに分かれています。
「戦略構築」においては、Grade5の時はとにかく毎日のKPIを追うことで精一杯で、果たすべきミッションから逆算して思考することが求められる「戦略構築」と呼べるものは正直できていなかったと思います。
Grade4の時はKPIを追うだけでなく目標に対して逆算して、現状の立ち位置に対してすべきことを考えることが求められました。それに対する数と質両面でのアプローチを繰り返すことで「戦略構築」ができるようになり、Grade3ではそれをチーム単位で実行するようになりました。
仙田:はじめは自分の目の前のことで精一杯だったのが、ネクストビートのミッション実現のために、達成しなければならない目標に向かってどう行動するかの戦略を考える。まさに、Mission First※ですね。その他のスキルについてはいかがですか?
※Mission First:クルー共通の価値基準・目指したい世界観を定めた、NEXTBEAT IDENTITYのValueの1つ。 詳細の価値基準はコチラ。
林:「戦略実行」においては、Grade5の時は膨大なタスクをひたすら時間をかけて処理することで精一杯になってしまい、求職者様や企業様へ向き合う時間が取れないということが起きていました。
これではダメだと思い、Grade4に昇格するころには、すべきこととしなくてもいいことを分け、目標達成に向けてより顧客に向き合う時間を創出すべく、効率の良い行動を意識するようになりました。
Grade3の現在ではチームクルーのタスクも整理しています。単に「何をするのか」だけではなく、「何の目的のためにやるのか」という上段から一緒に考えることを意識しています。
タスク管理はあくまで手段の一つで、他にもGrade4→Grade3に上がるために大事にしていたことはたくさんありました。自分の強みや今持ってる打ち手を把握すること、そしてそれら武器を持ってしても目標達成が厳しいと思われる時には、他の手段も即思考&実行することも「戦略実行」として意識していました。
「チームマネジメント・インパクト創出」においては、Grade4になる前からセールスでの成功事例や失敗事例等のTipsを積極的にチームへ発信して、自分だけでなくチーム全体で観光業界へ価値貢献できる存在になることを意識して行動していました。
Grade3になった今は、チームへの発信ももちろん継続しつつ、チームを率いる役割なので、まずは自分の目標を高い水準で達成することで、配下のクルーに強い背中を見せていこうと思い行動しています。
過去果たせなかったご支援を、成長を手段にして実現する
仙田: チーム体制や自分の役割が変わってもポータブルスキルを発揮できているということですね。
また、キャリアアドバイザー職としての専門的スキルについてはいかがでしょうか。前職とは全く違う職種に就かれていると思います。
林:前職ではホテルでフロントの仕事をしていました。ネクストビートにジョインしてから、キャリアアドバイザーとして、求職者様とのコミュニケーションについて日々工夫・改善をすることで、かなり専門性を高めてこられたと考えています。
特に、求職者様の抱える課題を解決する上で、潜在ニーズを引き出すスキルを身に着けることは欠かせないです。本当の希望を理解し、それにあった求人の提案が出来るようになることで、キャリアアドバイザーとしての介在価値を発揮できると考えています。
具体的に、潜在ニーズを引き出すことの重要性を感じたエピソードもあります。初回の面談にて、正社員のみご希望されていた求職者様がいらっしゃいました。もちろん正社員の求人をそのままご提案することも可能でしたが、よりこの求職様にマッチする求人をご提案するために、さらなる深堀を行いました。
ご希望をそのまま鵜呑みするのではなく「どうして正社員のみで考えているのか」をさらに深掘りをしたところ、「安定して働きたい」「契約社員だと切られてしまうのではないか」という思いをお持ちでした。
私からは、大手企業だと契約が切られることは滅多にないことや、形式上契約社員でのスタートになるが普通に働いていたらほとんど全員正社員登用されている、という事実情報をお伝えしました。
その結果、契約社員でもご検討いただき、求職者様のご経験を活かした働き方ができるピッタリの求人をご案内することができたことがありました。
仙田: その結果正社員という選択肢でももちろん良いですよね。「求職者様が本質的に何を大事にされているか」を深堀ることで求職者様ご自身も気づかぬ欲求を互いに認識し、納得感を高めながらご支援をされていたということですね。
キャリアアドバイザーとして、求職者様への価値貢献をされたエピソードを伺いましたが、Grade5→Grade3になり、過去の自分よりも顧客に本質的な課題解決、価値貢献が出来ていると実感しますか?
林:私がGrade5の時に、求職者様から内定企業様への内定承諾をいただけず、成約につながらなかった案件がありました。企業様の魅力をうまく伝えられない等、二人三脚で企業様と行動できていなかったと反省していました。
Grade3になるときには、「戦略構築」を活かして、関係構築に注力することも目標達成のための課題だと思い行動できるようになっていました。
法人様との関係構築の経験を積んだ上で、求職者様の企業様に対する懸念点と良点、また自己応募先・併願先も同様に教えていただき、面接内で話してほしいことを企業様にご依頼します。
それによって自分一人のアトラクトだけでなく、実際に働く企業側からのアトラクトも併せておこなうことができ、内定承諾いただけることが増えました。振り返って成長したと思えることかもしれません。
仙田: 実力が無くてご支援に至らなかった過去の経験をバネに、自ら負荷をかけ成長することで、現在価値貢献できることが増えているのは素晴らしいですね。
我々の成長の先に、ご支援できる方が1人でも多くいらっしゃることを胸に留め、切磋琢磨していきましょう。本日はありがとうございました!
林:そうですね!こちらこそ、ありがとうございました!
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