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事業成長への想いは、まさに”親心”。全領域のデザインを管掌する、デザイナーの仕事とは。

【経歴】
及川 美也子
Kingston University(キングストン大学)で、アートディレクションを専攻。2021年5月に、ネクストビートの学生正社員制度※を活用し、11ヶ月前倒しでネクストビートに新卒入社(本来であれば2022年4月新卒)。保育専門の就職・転職サービス「保育士バンク!」と、保育専門のマネジメントツール「保育士バンク!パレット」のデザインリードを務める。
※学生正社員制度:学生に対する早期からのキャリア形成を支援することを目的に作られた、
「大学の授業を履修しながら、正社員として就業可能」となる、ネクストビート独自の就業制度。


■学生時代の経験

自己表現ではなく、誰かのために、日本のためにデザインしたい。

高校生の時に、地元の復興支援の一環として作成・販売したファイルのデザインがきっかけで、自己表現としてではなく「誰かのため」のデザインで、生まれ育った大好きな日本へ貢献したい、という想いが強くなりました。

大学ではよりビジネス要素も学びたいと考え、イギリスにあるキングストン大学でアートディレクションを専攻しました。街おこしプロジェクトの進行管理とその中で必要なデザインを行うなど、より実践的なデザイン経験が積めたと思っています。

同年代のデザイナーのリファラルでネクストビートを知り、一人一人が熱く、創業から変わらない「人口減少社会において、ニッポンを元気にする」というミッションにとても惹かれました。一刻も早くデザイナーとして経験を積みたいという気持ちが強かったので、ネクストビートの学生正社員制度を利用し、11ヶ月前倒しで入社をしました。


■業務内容

スクラムで連携しながら、基幹・新規事業のデザインを一気通貫で担当。

「保育士バンク!」「保育士バンク!パレット」専任のデザイナーとして、事業グロースに必要なUXを通じた戦略立案から、ユーザーのタッチポイントとなる表層のアウトプットまで、他部署とも連携して仕事を進めています。

他職種連携は、ネクストビートが導入しているスクラムに参画する形で行っています。各職種から挙がった事業グロースのために必要な施策は、PdMが取りまとめ優先順位を判断し、プロジェクト化されます。全体を俯瞰的に見て、ブランドとしてあるべきユーザー体験に導くために、デザイナーもこのスクラムに入り、施策の提案・実行を行っています。

例えば、私の担当している「保育士バンク!」では、より多くの保育士さんにサービスへご登録いただくための、「集客」に向けたUI/UXの改善プロジェクトを進めています。

UIとは、表面的なビジュアルをデザインすることですが、マーケの方と連携しながら、数字情報を元にした情報設計を意識的に行うようにしています。登録画面であれば、どのようなキーワードが、どのような形で設置されていれば、迷わず選択いただけるのかなどを、ユーザー視点で、拘り設計しています。UXとは、サイトの利用前・後でどのように感じていただけるのかなど、ユーザー体験をより時間軸を広げて考え設計することです。「集客」に向けたプロジェクトでは、登録機能を利用するまでに、ユーザーがどのようにサイトを回遊し、その登録まで着地するのかなどの動きも数字データを元に想像し、その後のUIデザインに落とし込んでいます。


新規事業である「保育士バンク!パレット」は、そもそも最低限の機能しかない、生まれたてのサービスだったので、お客様と直接関わるCSの方と連携しながら、求められる機能追加のプロジェクトを積極的に進めてきました。またサービスの認知を広げるための、メルマガ、FAXDM、営業資料、コラムデザインなども営業・マーケの方と連携しながら、作成していきました。サービスがローンチした1年前に比べると、機能が大幅に増え、実際に利用いただくユーザーからの声も多くいただけるようになりました。また先日「BabyTech® Awards 2023」保育ICT部門 にて大賞をいただき、成長を感じると同時に、とても嬉しかったです。

■デザイナーの役割

事業全体を俯瞰し、ユーザー体験を設計する。

デザインと聞くと、表面的なビジュアルを整えている人のように思われがちですが、

ブランド作りから、そのブランドとしてのユーザー体験の設計、ビジュアルの情報設計まで、役割は多岐に渡ります。ネクストビートのデザイナーは、サービスに必要なデザイン全てに関わるチャンスがあります。だからこそ事業の”親”のような感覚で全体を俯瞰し、ユーザーのために必要な物を即座に判断したり、あらゆる接点において、ブランド体験を守る役割も大きいと考えています。

個人的にはデザインをする上で、“ユーザーに何を届けるのか”、が最も大切だと考えているので、それを考えることに、最も時間を割くようにしています。デザイン依頼をいただく際にも、どのような想いや目的で作成されたいのか、のヒアリングを重視して行うことで、デザインの情報設計に活かしています。


■今後の展望

長く愛されるブランドを確立するために、土台を整える。

「保育士バンク!」に関しては、10年の歴史の中で積み上げてきたものや、関わっている方も多いため、ブランドとしての認識が、各所に浸透し切れていない部分があります。今後より強固なブランドを確立していくために、細かいニュアンスを含めた、ブランドとしての在り方を改めて定め、まずは社内で認識の土台を整えていきたいと思っています。また、「保育士バンク!」パレット」に関しては、まだ新しいサービスだからこそ、どのような価値を届けていくかというUX部分がより重要になってくると思っています。UXの大きな軸は共通認識として持ちながら、ユーザーに何を届けていくのかという部分は、デザイン主体で整えながら、築いていきたいと思っています。

サービスに関わる以上、長く愛されるサービスであって欲しいという気持ちが強いです。そしてそれを叶えるためには、UXの部分が特に重要になってきます。ユーザーのペルソナやインサイトを深堀し、言語化する役割をデザイナーとして担い、作り手である社員のブランドへの意識向上や、それを通したUXの確立を目指していきたいと思っています。


■読者へのメッセージ

サービス愛を持って、事業グロースにチャレンジしたい方を求む。

これまでお話しした通り、ネクストビートのデザイナーは1事業の、ブランド作り・UI/UX・グラフィックデザインまでを一気通貫で担当しています。だからこそ、サービスの親のような感覚で、思い入れを持って事業作りに携われていますし、より様々な視点でユーザーの認識を捉え、デザインに落とし込むことができていると感じています。

また事業会社だからこそ、自身のデザインへのフィードバックが、アナリティクスの数字や、ユーザーと接する社員などから定量・定性的に得られやすい環境です。

限られた業務範囲でのデザインや、納品後のフィードバックが得られにくい環境にもどかしさを感じているデザイナーの方には、その点が魅力に感じていただけるかなと思います。事業拡充に伴い、仲間も積極的に募集しておりますので、サービス愛を持って、事業グロースのためのデザインを行いたいという方は、ぜひ私たちと一緒にチャレンジしましょう。未経験のデザイン領域がある方でも、チャレンジしたいという方は大歓迎です!

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