経営企画の枠を超えた挑戦。自ら手足を動かす事業創出の現場を語る。
こんにちは!ネクストビート広報担当の仙田です。
ネクストビートは、「人口減少社会で必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域でユーザーへの提供価値を日々追求しながら、サービスの質の向上をおこなっています。
今回は、2024年8月にご入社された経営企画組織のピフォーさんに、ネクストビートの入社理由、経営企画の組織体制の特徴や具体的な取り組み、今後のビジョンについて話を聞きました。
<経歴>
ピフォー ガルベス マルセロ アレハンドロ Business Development アソシエイト
チリ出身。チリにて約9年間マーケティングリサーチとデータ解析の経験を積む。MINVU州庁に入庁後、定量・定性のマーケティングリサーチに従事。2社目はFOSIS州庁に入庁後、3年間、プロジェクトマネージャーとしてマーケティングリサーチや新商品の企画に一貫して従事。3社目はTELUS Internationalに採用され、5年間はデータアナリストとして従事。2017年に来日し、京都大学大学院で教育学環専攻修士課程を修了した後、2024年8月ネクストビートに中途入社。
会社のアセットをフル活用して世の中に価値ある事業を創造する
仙田:ピフォーさん、今日はお時間をいただきありがとうございます。入社に至るまでの経緯や入社後経営企画でどんな仕事をされているか聞きたいです。まずは、自己紹介からお願いします。
ピフォー:チリ出身のピフォーです。チリの大学では人類学を専攻し、その後は中小企業を支援する政府機関で働いていました。そこでは、ビジネスデザインや業務計画、B2B・B2Cマーケティング、さらにデータ分析・視覚化を学び、それらを駆使してデータに基づいた企業支援を行いました。
その後、日本に渡り文部科学省奨学金を受けて京都大学で研究を進めました。人類学と社会心理学を組み合わせ、東アジアにおける西洋からの移民を対象にした学際的研究に取り組みました。
また、研究と並行してアメリカの企業でデータアナリストとしてパートタイムで働き、実務経験も積んできました。これらの経験から、企業の経営戦略や事業開発に関心を持つようになりました。
仙田:これまでの知識と経験が今の経営企画のキャリアに繋がっているのですね。ネクストビートの経営企画はどんなミッションを追いかける部署なのでしょうか?
ピフォー:経営企画は、社内のアセットを活用しあるいは新規に投資して、会社を成長させることがミッションです。経営企画では主に、新規事業開発、海外事業戦略、保育士バンク!総研に携わっています。
現在13事業を展開していますが、業界トップクラスのシェアを確立している事業から、今年リリースした新規事業まで様々な事業フェーズが存在します。経営企画は、0→1の事業創出と既存事業の成長に向けて、3領域13事業ドメインの事業戦略策定をおこなっています。
各事業の事業責任者と連携しながら、課題を抽出し、解決策について検討をおこないます。また、中長期のビジョンや戦略の策定、組織設計や予算策定の役割も担っています。
仙田:それぞれ違うフェーズにある事業の戦略策定をおこなっているのですね。ピフォーさんが実際に携わっているのはどのチームですか?
ピフォー:新規事業開発のチームです。全社方針・全社戦略に基づき、更なる企業発展に向けた新規事業を経営に提言し、事業化までの道筋をつける仕事です。
具体的には、他部署のクルーと連携しながら、「事業アイデア発掘」「市場分析」「事業企画」「PoC実施」「プロダクト/オペレーション設計」「事業化への体制構築」等をリードします。ネクストビートの事業に関連する公共機関や他社との連携が欠かせません。
ネクストビートは過去11年間の事業を通じて、さまざまなアセットを築いてきました。例えば、保育士バンク!の事業を通じて、保育施設様や求職者様とのネットワークというアセットを構築してきました。
こういったアセットを活用し、保育士バンク!総研事業やKIDSNAといった新たな事業を創出することができました。経営企画チーム・新規事業開発チームは、各事業を深く理解しつつも、会社全体を俯瞰して、より価値を生み出せる企画を立案していきます。
前職の米企業に似たグローバルな企業の雰囲気を感じ入社
仙田:経営企画としても社内外を駆け回りながら事業戦略を立てるのが特徴なのですね。ピフォーさんはなぜこのタイミングでネクストビートの経営企画にジョインされたのか理由が知りたいです。
ピフォー:長年学界にて研究に勤しんできましたが、学問の世界では多くの知識やスキルを得ることができる一方で、得たものを活かして社会に直接的な影響を与えられる機会が少ないと感じるようになっていました。そこで「学界を離れよう」と大きな決断をして転職活動をしていました。
そうした中で、ネクストビートに出会い、今まで自分が学んできた広範な知識を、実際のプロジェクトに応用し社会に直接貢献できる環境があると感じたのが大きなポイントでした。特に、新製品やサービスの開発に初期段階から携わり、そのプロセスを最後まで間近で見ることができるという点に強く惹かれました。
また、ネクストビートは他の大手日本企業に比べ、非常に柔軟で現代的な考えを持っていると感じています。例えば、わからないことがあった時にすぐに周りに助けを求められることや「やる」と決めてから当日中に動き出すスピード感等の社風が、以前働いていたアメリカの企業に似ていて、グローバルな企業の雰囲気を感じます。
経営企画という枠に囚われずに挑戦する
仙田:学問の世界で学んだことや経験したことを活かして、ビジネスの世界で実践的に社会貢献していくという点で、ネクストビートの環境が非常にフィットしていたんですね。実際に今どのような施策に取り組んでいるのですか?
ピフォー:現在は、外国人向け人材紹介サービス「Tech Bridge Japan」の立ち上げと、そのサービスの継続的な改善に取り組んでいます。このプロジェクトでは、競合企業のマーケティング調査や在日外国人コミュニティとの打ち合わせをしたり、他社が十分に対応していない分野をリサーチして、サービスを最適化するための設計をおこなったりしています。
さらに、在日移民関連の団体との連携を図り、サービスの普及と認知度向上を目指して動いています。これまで学界で身に着けた知見をリアルなサービスに活かしながら、社会的な課題解決に直接関われるという点は非常にやりがいに感じます。
仙田:経営企画としての役割が、単に内部の業務に留まらず、外部との連携や市場開拓にも大きく関わっているのですね。
ピフォー:そうですね。「Tech Bridge Japan」は9月に立ち上がったばかりの新規事業です。現時点での主な責任は、在日外国人やさまざまな団体との連絡を取り、サービスの普及と認知度向上を図ることですが、そのために市場調査や求職者アンケート・インタビューを経営企画自ら回収し結果を分析しています。
また、私は英語・スペイン語・日本語を話せるので、日本語を十分に話せない外国人のご担当者様とのコミュニケーションを円滑にするために、翻訳・通訳もしています。
仙田:今後、経営企画として、さらにどんな挑戦を見据えていらっしゃるのでしょうか?
ピフォー:今後は、経営企画部としてより多くの事業領域に関わりながら、特に新規事業の立ち上げや既存事業の拡大に貢献していきたいと考えています。
ネクストビートでは、事業推進のための意思決定が迅速であり、そのスピード感は非常に魅力的です。私自身もプロジェクトリーダーとして、事業の立案から実行までをリードし、経営企画という枠に捉われずに挑戦していきたいと思っています。
また、海外で経験を積んできた社員として、より多くの国際的な視点を取り入れた事業展開が可能だと思っています。ネクストビートのグローバル展開に貢献していきたいです。
仙田:ピフォーさんのこれまでの国際的且つ専門的なご経験が、ネクストビートの成長に繋がり、社会へ価値貢献できる範囲が広がっていく未来が見えました。本日はありがとうございました!
ピフォー:ありがとうございました!
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