
すべては保育の質向上のために。PdMが語るネクストビートのオールインハウス体制
こんにちは、ネクストビート広報の石毛真唯子です。
私たちは「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」
をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域でユーザーへの提供価値を日々追求しながら、サービスの質の向上をおこなっています。
今回は、ライフイベント領域の事業のひとつ「保育士バンク!コネクト」のPdM(Product Manager)、宮坂和巳さんにお話を伺いました。プロダクトに対する想い、そして各分野のプロフェッショナルが集結し、チームの連携によってシナジーを生むオールインハウス体制について語っていただきます。
■オールインハウス体制について
オールインハウス体制とは、企業が事業運営に必要な全ての職種を社内に揃え業務を一貫して行う組織体制です。この体制により、迅速な意思決定や職種間のシナジーが生まれ、ノウハウの蓄積や多角的な視点から課題解決に取り組むことができます。
ネクストビートは、業界の課題解決のために「顧客への価値貢献を最大化すること」が重要だと考えています。そのために、すべてのコンテンツ・プロダクトをオールインハウスの体制で創り、職種間での協働から生まれる新たな価値を大切にしています。
■保育士バンク!コネクトについて

保育業界に特化した勤怠管理や園児の登降園時間の管理などを一元化したICT支援システム。保育施設の事務作業の負担を軽減し、保育士が保育に集中できる環境づくりを支援します。
■PdMインタビュー

宮坂 和巳(みやさか かずみ)
Webサイトの受託開発ディレクターを経験の後、大手ECモールやデリバリープラットフォーム、高校校務支援などのプロダクトマネジメントに携わる。2024年に子育て・保育環境の課題をプロダクトで解決すべくネクストビートに入社。現在は保育士バンク!コネクト・パレットのプロダクトマネージャーを担当。
固定観念にとらわれず、保育現場のより良い環境変化に貢献したい
ーーーネクストビートに入社を決めた理由を教えてください。
宮坂:以前から、保育・教育といった分野に興味を持っており、特に少子高齢化が進む中での保育環境の変化に注目していました。
そのような中で、保育領域に対して多面的に事業を展開し保育施設や保護者の課題解決に取り組んでいるネクストビートの事業に興味を持ち、この会社であれば固定観念にとらわれず、保育現場のより良い環境変化に貢献できると考え入社を決めました。

ーーー現在の仕事内容について教えてください。
宮坂:私が担当する「保育士バンク!コネクト」では保育の質向上を目指し「業務負荷の低減」に取り組んでいます。そのためには定量データだけでなく、現場の声を吸い上げることが重要となるため、これまでのキャリアで培った定性調査の知見などを活かしながら、プロダクト戦略の立案や機能単位での要件定義などを行なっています。
各分野のプロフェッショナルが密に連携し、プロダクトの価値を高めていく
ーーーオールインハウス体制で働く魅力について教えてください。
宮坂:デザイナーが専属で配属されている点です。一般的に、グロースフェーズのプロダクトではデザイナーが複数のプロダクトを兼任することが多いですが、ネクストビートでは専任体制を敷くことで、より深いUX改善が可能になっています。
石毛:確かに、デザイナーの専任配置はユーザーファーストな姿勢を示していますね。他にはどのような点が魅力ですか?
宮坂:開発メンバーとビジネスメンバーが隔たりなく意見交換できる環境です。多くの企業でディスカッションの場を設ける取り組みはありますが、ネクストビートでは業務時間中の会話を通じた意見交換が文化として根付いています。
石毛:まさに、こうした環境こそが、プロダクトの成長を加速させる要因になっていると感じますね。このような文化が根付いていることで、現場の課題に対してスピーディーに対応できるのは大きな強みだと思います。
宮坂:はい、そうですね。そしてその結果、一部のメンバーに限らずに開発メンバーが積極的にアイデアを出せています。こういった特徴がオールインハウス体制の魅力だと思います。
顧客からのポジティブな意見だけでなく、ネガティブな意見もやりがいに繋がる
ーーープロダクトマネージャーとしてのやりがいを教えてください。
宮坂:「保育士バンク!コネクト」に限った話ではありませんが、担当するプロダクトに対して施策を実行し、顧客からポジティブなフィードバックを得られた瞬間に、最もやりがいを感じます。
ただ、私たちの役割は課題を見つけ、ソリューションを提供することです。そのため、改善要望やネガティブな意見であっても、顧客が私たちに何かを発信してくれること自体が、大きなやりがいにつながっています。
石毛:ポジティブなフィードバックだけでなく、課題や改善要望に対しても前向きに捉えているのが印象的です。それだけプロダクトの本質的な価値提供に向き合っているからこそ、顧客のリアクションそのものがやりがいにつながるのですね。
宮坂:そうですね。例えば、シフト管理機能では、紙の作業負担が減った一方で、職員間のシフト調整によるコミュニケーションの機会がなくなったという声を頂きました。その意見をもとに、職員同士でシフト共有できる機能を追加し、管理者のさらなる負荷軽減に繋げることができたので、顧客のリアクションはとても重要になります。
顧客に対し共感性を高めることがサービスの質向上に繋がる
ーーーサービスの質を向上するために重視していること
宮坂:「サービスの質」をどう捉えるかにもよるかと思いますが、ここでは顧客に対する「共感性」という観点に焦点を当ててお話します。
共感性を高めるという課題に対し、具体的にはカスタマーサクセスチームとの接点や顧客コミュニケーションの機会を増やすことが重要だと感じています。
また、目先の共感の獲得や短期のビジネス的な成功にのみ固執してプロダクトビジョンがなおざりにならないようバランスをとっていくことがプロダクトマネージャーの重要な役割になると思っています。
石毛:「共感性」を軸にサービスの質を捉えているのは興味深いですね。短期的な成果だけでなく、プロダクトビジョンを見据えたバランス感覚を持つことが、長期的に価値のあるサービスを生み出す鍵になると感じます。
保育業界全体の労務環境を変えたい
ーーー今後の展望について教えてください。
宮坂:短中期の目標としては「保育施設の労務管理なら保育士バンク!コネクト」と保育業界全体で認められるくらい、多種多様な労務管理環境に準拠できるオンリーワンのサービスに成長させたいと考えています。
そのようなサービスに育てることで、保育業界全体の労務環境改善や副次作用としての保育の質向上の実現に貢献できればと思います。
一方で労務環境をより良いものにするためには、労務管理ツールとして機能を磨いていくだけでは実現しないので、労務機能に閉じない機能開発や、職員のコンディション・モチベーション管理の実現などを保育士バンク!ブランドの各種サービスとも連携しながら実現していきたいと考えています。
弊社にはすでに、職員のコンディション管理を行うためのプロダクトとして「保育士バンク!パレット(※)」が存在し、私がプロダクトマネージャーを兼務しているので、このような目標・ビジョンの実現に向けてプロダクト横断で取り組みを加速していきたいと思います。
※保育施設専門の職員マネジメントツール
石毛:「保育士バンク!コネクト」が業界のスタンダードになることを目指し、労務管理だけにとどまらず職員のコンディションやモチベーション管理まで視野に入れているのは、非常に意義のある取り組みですね。プロダクト同士の連携を強化することで、より包括的に保育業界の課題を解決できる未来が楽しみです!
宮坂さんのお話を通じて、プロダクトの意義やオールインハウス体制ならではの強みが改めて伝わってきました。これからもチーム一丸となって、さらなる成長を重ね、保育業界に貢献いただけることを期待しています。
私たちは「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」というMission実現に向けて、挑戦を楽しみ、成長を続ける仲間を求めています。